日中バイリンガル詩吟 第21作『遊園不値』葉紹翁(南宋)

中日雙語吟誦第21作《遊園不値》葉紹翁(南宋)

 日中バイリンガル詩吟シリーズは、中国語吟誦に加え、その旋律で日本語漢字音や訓読でも歌うという試みです。編曲を工夫した伴奏もつけています。中国語吟誦では、現代中国語声調にあわせた旋律で歌う依字行腔や、漢詩の重要な規則である平仄や押韻に応じて、平長(平声は長く)、仄短(仄声は短く)、入声促(入声は詰めて)、韻字拖音(押韻は引き伸ばして)となるように歌うことに努めています。また、それらを視覚的にわかっていただけるように、五線譜や色分けなどで示しています。

  中日雙語吟誦系列除了漢語的吟誦之外,還以其吟誦的旋律來演唱日語的漢字音和譯文,也有在編曲上下功夫的伴奏。 在漢語吟誦中,致力於根據現代漢語聲調的旋律演唱的依字行腔、平聲長、仄聲短、入聲短、韻字拖音等。 另外,為了讓大家在視覺上瞭解這些,用五線譜和顏色區分等來表示。

 南宋の葉紹翁の「庭園にお邪魔しようと思ったが、あいにく庭園の主にはお会いできなかった。多分、下駄の跡が青い苔に残るのが可哀想だと思っているのだろう。暫く柴の扉を叩いたが、一向に開けてくれない。でも、春の景色は庭いっぱいにあふれ、閉じ込めおおせるものでもなく、赤い杏の一枝がそっと塀から顔をのぞかせている。」といった詩です。学校教材に採用されているからでしょうか、たくさんの絵を使った注釈を中国のサイト上で見ることができます。

  這首南宋葉紹翁的詩說:“也許是園主擔心我的木屐踩壞他那愛惜的青苔,輕輕地敲柴門,久久沒有人來開。可是這滿園的春色畢竟是關不住的,你看,那兒有一枝粉紅色的杏花伸出牆頭來。” 可能是被學校教材採用了吧,在中國的網站上可以看到很多使用了畫的注釋

 詞:葉紹翁  
 曲:楊芬  
 吟:杉本紀幸

  詞:葉紹翁  
  曲:楊芬  
  吟:杉本紀幸