日中バイリンガル詩吟 第8作②『春暁』孟浩然 日本語漢字音追加版

【日語漢字音誦追加版】中日雙語吟誦《春曉》楊芬傳福州陳炳錚吟調

 日本語漢字音でも歌ってみました。日本語漢字音に平仄はありませんが、北京語で歌ったやり方にならって、平長、仄短、入声促、韻字拖音を意識して歌っています。北京語音、日本語漢字音、日本語訓読の順番で歌いました。9作目以降は、この方法で取り組んでいくつもりです。

  用日語漢字音也吟誦了。雖然日語漢字音沒有平仄,但按照北京話吟誦的方式,關於平長、仄短、入聲促、韻字拖音,有意識地吟誦了。按北京語音、日語漢字音、日語訓讀的順序吟誦。第9個作品以後,打算用這個方法來處理。

 以下は、初版の説明です。
 シリーズ8作目となりました。このシリーズは、中国語吟誦に加え、その旋律で日本語訓読も歌うという試みです。編曲を工夫した伴奏もつけています。

 以下是初版的說明。
 系列第8部。這個系列除了中文的朗誦外,還嘗試用那個旋律來唱日語訓讀。也有在編曲上下功夫的伴奏。

 孟浩然の有名な詩で、時期的にも春を感じられる季節になってきました。スローなスイングジャズの伴奏にして、けだるく歌わせていただきました。

  孟浩然的著名詩歌,到了季節性也能感受到春天的氣息。作為慢揮爵士樂的伴奏,讓我懶洋洋地唱了。

 吟誦とは別に取り組んでいる作詩の面でも、今月は自作も果たすことができ、吟誦への理解も深まりました。中華吟誦の採集、整理、研究を行っている首都師範大学の徐健順教授が紹介しているデータで、北京大学の楊芬先生が福建省福州の陳炳錚さんの吟誦調をいくつか再現してくださっていることを知り、大変参考になりました。

  這個月自己作的作詩也完成了,對吟誦的理解也加深了。從進行中華吟誦採集、整理、研究的首都師範大學徐健順教授介紹的數據中得知,北京大學的楊芬老師再現了福建省福州的陳炳先生的幾首吟誦調,非常有參考價值。

 前回同様、平長、仄短、入声促、韻字拖音については、字幕で色分けをしてみました。今回は、依字行腔も実現できていると思います。北京語に入声はありませんが、気持ち詰めた音にしています。Vocaloidに歌わせてみようと挑戦しましたが、依字行腔は難しく、中国語の声調をメロディーに載せることで挫けてしまいました。下手くそな吟誦でお耳汚しですが、吟誦規則をできるだけ守ったつもりです。

  和上次一樣,關於平長、仄短、促入聲、韻字拖音,我用字幕試著進行了顏色區分,這次,依字行腔也實現了。雖然北京話裡沒有入聲,但是聲音很緊湊。挑戰了讓虛擬歌手唱,不過,依字行腔難,由於在旋律上登載中文的聲調的事受挫了。我拙笨地唱著,失禮了。

 詞:孟浩然
 曲:陳炳錚
 吟:杉本紀幸

  詞:孟浩然
   曲:陳炳錚
   吟:杉本紀幸

 画像は、日本野鳥の会福井県のサイトのものを利用させていただきました。

  圖片利用了日本野鳥會福井縣網站的。