このサイトの吟唱作品を作成するにあたり、取り入れさせていただいているベスト3吟誦家の華鋒さん(『汪倫に贈る』『岳陽楼に登る』)の著書を入手したことで興味深い事実を知ることができ、福井県漢詩人協会の機関紙『越前風藻』に越風吟社の一員として投稿させていただきました。
 華鋒さんがお亡くなりになったニュースを見て初めて経歴などを知ることでき、著書を中国から入手し、彼の父親(師匠)が、吉川幸次郎氏と詩の応酬だけでなく合吟もしていたことを知りました。それで、吉川幸次郎氏側からも調べてみました。調べ方がまだ足りないかもしれませんが、吉川幸次郎氏のお亡くなりになる1年前の出来事だったためか、吉川氏の著書には、数行、杜甫の生誕地に行けなかった事実が記載されているのを見つけました。
 華鋒さんの著書には、父親の著書からの引用で、応酬のやりとりも書かれていたので、訓読や訳をつけてみました。